どんな飲み方をしていたのだろうか?
だいたい誰でもそうだと思うが、「とりあえずビール」。
そのあと、「とりあえずもう一杯ビール」
で、だいたい中ジョッキ3~4杯はいってた気がする。
そのあとは日本酒はやめておこうという日はハイボール。
ハイボールを3杯くらい?
このころから調子がよくなってきて結局、日本酒。
ここからが堕落の一途。
日本酒を銘柄ごとに2合ずつ5~7銘柄くらい?
1合だとなんとなく物足りないし、すぐなくなる。
次の注文を待っている間に酒がなくなってしまうのが嫌なので、安心な2合を頼む。
辛口だのなんだと選ぶものの、結局酔いたいだけなので、適当に名前で選ぶ。
ジャケ買いに等しい。ただ、安酒は次の日つらくなるので名前と値段で悪すぎないものを選ぶ。
味音痴なのでお気に入りの銘柄というのも特にない。
「ツウは辛口」とかいうけれど、そんなことはなくて、それなりに甘みがないと美味しくないよねなんて思って、最近は超辛口なんかはやめていた。
次の日を考えて焼酎にしてみる日もあるけれど、結局、あのセメダインみたいなにおいがだめで、そこそこにして日本酒かワインにいってしまう。
昔は日本酒のにおいがだめで飲み会で調子に乗るために飲んでたくらいだが、歳を取ると味覚がかわって本当に美味しくなるから不思議なものである。
そのうち焼酎も美味しく感じる日がくるのかもしれない。
ウイスキーなんかも学生時代の飲んで吐いての繰り返しの日々の記憶しかなかったので、ウイスキーやら日本酒はゲロのにおいとしか思えなかった。
小料理屋でこましな料理と酒で過ごしてきたので、まだ身体がもっているのかもしれない。居酒屋の安酒ばかりでこの歳まで浴びるように飲んでたならもっと肝臓やられてたのかもしれない。
ワインに行ったらボトルを2本くらい開けたらなんとなく飲み切った感じがしてきていったん小休止。
そのまま二次会に行ってハイボールを飲んでラストオーダーですとか言われたら最後にビールでしめるか、二次会がないときは物足りないなと思いながら家に帰って、ハイボール系の缶のやつを何本か飲みながら寝るか、調子が良いときは風呂に浸かって風呂の窓で涼みながら飲む。
昔は風呂の蓋を半分だけ残してそこに小皿に持ったつまみを置いて、半身浴ダイエットも兼ねて長風呂しながら飲んでいた。
休みの日はだいたい朝一番にビール。前の日に飲んでいてまだアルコールが身体に残っていて調子が良いときは朝一の飲み物がハイボール。
そこからは上の順番と一緒で、途中で酒屋への買い出しが入るくらい。そんな生活を20年くらいやってるのじゃないだろうか?
休みの日に飲みすぎて次の日に仕事にならない日も結構あったし、次の日どころか、次の日も迎え酒と称して酒を飲んで結局水曜日くらいまでべろべろになってたこともある気がする。
酒が仕事を進めるうえでいまだに有効な業界ではあるけれど、取れた仕事の金額より、無駄にした時間の方がプライスレスな感じ。
確かに飲んでる間は最高に気持ちよく楽しい時間ではあったけど、翌日以降無駄にした時間を考えると、まぁほんとなにをしてたんだか・・・
こうやって振り返ってみるとなんて無駄なことに金と時間を使ってきたのか・・・
飲む量をきちんとコントロールできる人には有用なものと思うけれど、私のようになんでも極端な人間には飲むとなるととことんまで飲むということになるし、お金を貯めることができない人間はアルコールの量もコントロールできない気がする。
そうならばまた極端に考えて、お金を貯めることができないなら、気にしなくても貯めれるほど稼げばよいと短絡的に思ってやってきた独立後の10年でもあるし、頑張って働いた気もする・・・
幸いにも女の子のいる店に興味がなかったことが、お金の減り方に貢献していたかもしれない。出張とか言っても、地場の美味いもの食って飲めたら十分楽しめるタイプ。
まぁしかしこうやって自分の飲み方を文章にしてみることで少し客観的に自分のことを見れるけれど、結論としてはやっぱり酒は止めた方が良いタイプ。酔った勢いでメールとか書いているから、読み返すともうほんまクズ人間のメール。
けど次の日も酔ったまんま前日のメールを見るからさほど後悔することもない。なんなら追い酒しながら追い打ちかけるメール。
不思議とこの方が仕事がうまくいった・・・酔った時ほど抜群の文章が思いつくことがあった。常に酒飲んで仕事するべきとまで思ったくらい。
ただ、酔ってるから抜群と思っていた可能性も高い。
そういや仕事中も自分の個室の扉を閉めて取り込み中のフリしてハイボールやら飲んでることもある。信用できる秘書に酒を買いに走らせることもたまに・・・秘書からは信用されなくなったでしょうが・・・
こんな時は、経営者は孤独で当然という言い訳をしつつ、部屋を閉め切ってまた飲んでしまうのである。
そら身体壊すわな、この飲み方じゃ・・・